MONEY REFERENCE — マネー百科
WPPとは。人生後半のお金の「継投」モデル
最終更新 2026年7月 ・ 出典明記 ・ 提案資料への引用可
ANSWER — 結論
WPPとは、人生後半の収入をW(Work longer:少し長く働く)→P(Private pensions:私的年金・資産の取り崩しで中継ぎする)→P(Public pensions:繰り下げて増やした公的年金で締める)の順でつなぐ老後設計モデル。先発・中継ぎ・抑えの野球の継投に例えられ、「終身で確実な公的年金を最大化して最後に置く」ことで、資産枯渇の恐怖を制度に引き受けさせる点が核心である。
従来モデルとの違い
従来は「65歳で引退→年金+貯蓄の取り崩し」の二本柱で、長生きするほど貯蓄枯渇の恐怖が増す構造でした。WPPは順番を再設計し、資産には「70歳前後までの中継ぎ」という有限の仕事だけを与えます。必要な資産額が「老後全部」から「ここ数年分」へ圧縮されるのが最大の効果です。
数値例
65歳時点で年金月15万円・生活費月24万円の人が、67歳まで働き、70歳まで資産で月24万円をつなぐ(約860万円)と、70歳からの年金は21.3万円(+42%)。以後の不足は月2.7万円まで縮小し、3,000万円級の資産がなくても設計が成立します。
よくある質問
何歳まで働く前提が必要?
フルタイム継続ではなく「年金保険料を払いながら緩く働く」で十分機能します。厚生年金の加入期間延長は受給額自体も増やします。
繰下げ待機中に死亡したら損では?
未支給分は遺族が(65歳からの本来額で)受け取れる建付けがあり、掛け捨てにはなりません。そもそも繰下げは「長生きした自分」への保険です。
関連する道具とデータ
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