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年金の繰上げ受給とは。60歳から受け取ると何を失うか

最終更新 2026年7月 ・ 出典明記 ・ 提案資料への引用可
ANSWER — 結論

繰上げ受給とは、本来65歳の年金を60〜64歳から受け取る制度で、1ヶ月につき0.4%、60歳開始なら24%の減額が生涯続き、一度選ぶと取り消せない。おおむね81歳より長生きすると累計で不利になるうえ、障害基礎年金の請求ができなくなる等の副作用があるため、健康・就労・資産の3点を確認してからの最終手段とすべき制度である。

減額率の早見表

(昭和37年4月2日以降生まれの場合。以前生まれは月−0.5%)

減額率 = 繰上げ月数 × 0.4%60歳開始 = 60ヶ月 × 0.4% = −24%
開始年齢減額率本来月15万円なら
60歳−24.0%11.4万円
62歳−14.4%12.8万円
64歳−4.8%14.3万円

減額以外の副作用

①繰上げ後は障害基礎年金を請求できない(現役世代最後の保障を失う)。②国民年金の任意加入・保険料免除の追納ができなくなる。③遺族年金との併給調整で不利になる場合がある。「今すぐ現金が要る」なら、繰上げの前に資産の取り崩し設計で代替できないかを必ず検討してください。

よくある質問

繰上げが合理的なのはどんな人?
健康上の理由等で平均余命まで生きる可能性が低いと考える人、他に収入・資産がなく生活が成り立たない人。それ以外は取り崩しでつなぐ方が柔軟です。
基礎年金だけ・厚生年金だけの繰上げはできる?
繰上げは原則、基礎・厚生を同時に行う必要があります(繰下げは別々に選べるのと対照的です)。

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