MONEY REFERENCE — マネー百科
実質リターンとは。年5%で増えても豊かにならない場合
最終更新 2026年7月 ・ 出典明記 ・ 提案資料への引用可
ANSWER — 結論
実質リターンとは、運用の増え方(名目リターン)から物価上昇率(インフレ率)を差し引いた「購買力ベースの本当の増え方」。年5%で増えても物価が3%上がっていれば、買えるものの量は年2%しか増えていない。逆に金利0.2%の預金は、インフレ2%の世界では実質マイナス1.8%で確実に目減りする——インフレ局面では「現金こそが静かなリスク資産」になる。
計算式と数値例
実質リターン ≒ 名目リターン − インフレ率(厳密には (1+名目)÷(1+物価)−1)
| 名目 | インフレ2%時の実質 | |
|---|---|---|
| 普通預金 | 0.2% | −1.8% |
| 個人向け国債(例) | 1.0% | −1.0% |
| 全世界株式(期待値) | 5.0% | +3.0% |
実務への落とし込み
①老後資金の目標額は実質で考える(30年後の3,000万円は今の感覚より軽い)。②生活防衛資金は実質マイナスでも保有する——目減りは「すぐ使える」ことへの保険料です。③長期の資産形成でインフレに勝ち得る主力は、歴史的には株式です。当サイトの積立シミュレーターはインフレ率を入れて実質価値で表示できます。
よくある質問
日本のインフレ率は何%で見積もるべき?
日銀の目標は2%です。保守的な計画なら1〜2%を置き、年1回実績で見直せば十分です。
関連する道具とデータ
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