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VELIQ FINANCE お金を、数字で学ぶ
CHAPTER 06 / 10 — マネーの教科書

商品を選ぶ——インデックスとコスト

読了目安 5分 ・ 実践ツールつき

6,000本ある投資信託から何を選ぶか。答えは驚くほどシンプルで、初心者の最適解は「低コストのインデックスファンド」にほぼ集約されます。選定基準は3つだけ——この章で選び方を確定させます。

インデックスとアクティブ——勝率のデータ

インデックスファンドは日経平均やS&P500のような市場平均(指数)に連動するだけの機械的な商品。アクティブファンドはプロが銘柄を選んで平均超えを狙う商品です。ところが長期のデータでは、アクティブの7〜9割が15年でインデックスに負けることが繰り返し示されています(SPIVA調査等)。理由は成績以前にコスト——高い運用報酬が確実にリターンを削るからです。

コストは「確実なマイナスリターン」

リターンは不確実ですが、コストは確実に毎年発生します。見るべきは信託報酬(年率)で、現在の優良インデックスファンドは年0.05〜0.2%。対してアクティブは1〜2%が普通です。年1%の差は30年で資産の2割前後を削ります——「たった1%」は複利の世界では巨大です。

指数の選び方——全世界か、米国か

定番は全世界株式(オルカン型)米国株式(S&P500型)。全世界は約50カ国・数千社への分散で「どの国が勝っても取りこぼさない」、米国は過去実績が強い代わりに1国集中。理屈で優劣は決着しておらず、どちらか1本で十分、両方買うと中身が6割重複することだけ知っておけばOK。迷って始めないことが最大の損です。

選定チェックリスト3項目

①信託報酬が年0.2%以下 ②指数が全世界または米国大型株 ③純資産総額が大きく増加傾向(目安1,000億円以上なら安心圏)。この3つを満たす代表的な商品は数本しかなく、主要ネット証券なら必ず買えます。逆に、テーマ型(AI・EV等)、毎月分配型、ファンドラップは初心者の主力には不向きです。

CASE — 数字で見る

月5万円×30年・リターン年5%(コスト控除前)の場合:信託報酬0.1%なら最終約4,050万円、1.5%なら約3,130万円。同じ月5万円を積んで、コスト差だけで約920万円の違いが生まれます。

よくある誤解

銀行の窓口で勧められた投信ではだめ?
窓口で勧められる商品は、販売会社の手数料が厚い(=あなたのコストが高い)ものが混ざりがちです。悪意ではなくビジネス構造の問題。この章の3条件でご自身で検算し、満たさなければ丁重に断ってください。
株主優待や高配当株から始めたい。
楽しみとしては良い選択ですが、「資産形成のコア」はインデックス、優待・配当は慣れてからの「サテライト(1〜2割)」が定石です。コアとお楽しみを分けると、両方を健全に続けられます。
CHECK — 理解度クイズ(全3問)
ACTION — この章のチェックリスト
PRACTICE — 道具で試す

コスト差0.1% vs 1.5%を利回り欄で再現して、30年の差を見る

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